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商標登録前には既存の商標を検索!重複していないか確認しましょう

どれだけ画期的で素晴らしい商標を思いつき、「その商標で商売をしたい!」と考えたとしても、その商標が既に商標登録されていると使うことができません。自分の思いついた商標が既に登録されているのかどうか、実は簡単に調べることができるのです。

ここでは、既存の商標登録を検索する方法などについて、ご紹介します。


登録したい商標が既に存在していたらアウト


商標というのは、屋号や商品、そして役務サービスなどを他の業者と明確に区別する際に使われる標識のようなものです。この世の中には、同じようなものがあふれていることから、自分のものであることをわかりやすいように商標によって区別しなければなりません。


顧客の受けがいい商標をつけることができれば、爆発的なヒットにつながり、売り上げに大きく影響することでしょう。しかし、ヒットしてしまうと、そのおこぼれにあやかろうと同じ商標や、類似した商標をライバル業者に展開されてしまいます。場合によっては、損害を受けてしまう恐れもあるでしょう。


そのような状態を防ぐために、日本では商標登録制度があるのです。商標を登録しておけば、他の企業などが勝手に類似した商標を使うことができなくなります。逆にいうと、どれだけ画期的な商標を思い浮かんだとしても、既に商標登録をされていると重複してその商標を使うことができません。


そのため、商標を検討する際には、「その商標が既に登録されているものではないか?」ということを確認する必要があるのです。


管理しているのは特許庁


現在、商標を管理しているのは特許庁です。特許庁では、商標法に基づいて商標を管理しており、重複した商標を申請しても許可してくれません。商標と一言で書いていますが、言葉だけではありません。当初から商標として保護の対象となっていたのは、次の通りです。


  • 文字商標
  • 図形商標
  • 記号商標
  • 立体商標
  • 組み合わせ商標


また、2014年5月14日の法改正によって、次の区分に対しても商標の対象として判断されるようになりました。


  • 動き
  • ホログラム
  • 位置
  • 色彩


この法改正によって、企業における商標登録の幅はかなり広まったといえるでしょう。ただし、どのようなものでも商標登録ができるというわけではありません。商標として登録されるためには、事業に供されている者であり、それが消費者の誤認を防いで、健全な取引を守るためであることを認められる必要があります。


このように、商標は特許庁によって厳正に管理されています。既に登録されているものを申請しても、認められることはないので事前に検索する必要があるのです。


特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を使ってみましょう


商標の登録の有無を調べるのは、かつて専門家に依頼をして調べてもらう必要がありました。しかし、IT技術の発達により、簡単に調べることができるようになっています。「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」とは、経産省所轄の「独立行政法人工業所有権情報・研修館」が提供している特許、実用新案、意匠、商標の検索サイトです。インターネットに接続されていれば、特許庁で登録されている特許や商標などの知的財産を無料で検索することができます。


使い方はとっても簡単です。

1.「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」にアクセス

2.トップページにあるタブから、「商標」をクリック

3.「2.商標出願・登録情報」をクリック

4.検索項目「商標(検索用)」の検索キーワードに、取得したい商標の文字列を入力

5.「検索」ボタンをクリック

もし、漢字などは決まっていないけど、称呼(呼び方)は決まっている場合は、称呼で検索するのも有効でしょう。この場合は、以下の手順で調べることができます。

1.「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」にアクセス

2.トップページにあるタブから、「商標」をクリック

3.「3.称呼検索」をクリック

4.称呼1に、取得したい商標をカタカナで入力

5.「検索」ボタンをクリック

上記の手順に従って操作すれば、関連する商標の一覧を表示することができます。もし、検索結果が出なければ、だれも登録していない商標となります。

また、検索結果が出た場合でも、まだ審査中のものなどもありますので、場合によっては取得できる可能性もあるでしょう。ただし、原則として早い者勝ちですので後から申請をしても、先に申請したほうが承認されると却下されてしまいます。

さらに、取得したい商標が既に第三者に取得されていた場合であっても、区分が全く違うのであれば、取得できる可能性はあります。この区分の判断は、専門家でないと難しいので、特許事務所に相談した方がよいでしょう。


海外の商標も各国のサイトから検索可能


商標という概念は、日本にだけあるわけではありません。もちろん、海外にも別の形で商標というものが存在しています。すべての外国商標ではありませんが、一部の外国商標であれば、特許庁が提供している「外国特許情報サービスFOPISER」というデータベースで検索が可能です。


出願番号や登録番号により、ロシアや台湾、欧州連合知的財産庁、ベトナム、そしてタイの商標情報を検索と確認が可能です。また、各国で登録されている商標については、日本の特許庁で調べることができません。各国の商標を管理している官公庁のデータベースでのみ検索が可能となっています。


検索をすること自体は、そこまで難しいものではないので、だれでも検索と閲覧ができます。しかし、当たり前ですが、言語は各国の言語で検索や記載がされています。ある程度、それぞれの国の言語に関する知識がなければ、検索するのが難しいかもしれません。そのような場合は、専門家に依頼するのもおすすめです。


まとめ


どれだけよい商標を思いついたとしても、既に特許庁に商標権として登録されていると、後から登録をして使うことができません。登録されているのに、出願してしまうと時間の無駄にもなってしまいます。「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」のような検索サイトを活用して、事前に商標登録ができるのかを確認しましょう。海外の商標など、検索が困難でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

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